職業能力って?の続き

satomiesさんのブログは、お子さんの療育(と、言うのかな?)を通じての経験と私には無い視点から綴られていて、ほぉほぉとタメになることが多い。
それで、いつもコソっと読ませていただいているのだけど…


日常の何気ないできごとの中からも、ご家族のそれぞれがそれぞれを敬愛して尊重しておられる様子が垣間見えたり
また、ナニゴトも正面から対峙しようとしているsatomiesさんの生きる姿勢は素晴らしい…


などと、ヨイショしすぎか
でも、だいたいそんな感じであるのです。


でもって、娘さんの作業能力検査の一部始終を読ませていただいて、私がふだんもんもんとしておることと重ねあわせ
やっぱり、ナニゴトも単純に障がいのせいにしてはいけないのだ、と思った次第。
最重度の知的障がいと判定されていても、16年間の日々の積み重ねは2歳児の経験値よりも深く重いものがあるのだ。
16年間どういうふうに育まれてきたのか、また本人の持って生まれた気性とか、「知的」といわれる以外の能力。いろんなものが関連しあって今の彼女を形成しているんだろうなぁと…


でもって、昨日のエントリーを読ませていただいて、いろんな出会いがちぃちゃんにとって幸せな結果をもたらしているのだなぁと…
私が「『障がい』のせいだけではない」と言うと、それは「家族の育て方が悪かったから」と言ってるように聞こえるかもしれない。
もちろん、そんなことを言ってるつもりはない
家族にできることは限られているし、どれだけ子どものことを思って育ててみても思うような成果が得られない場合もあるだろう
ちぃちゃんには素晴らしい保育士さんとの出会いがあった。
きっと、それ以前にも、そのあとにもたくさんの出会いがあり、そのひとつひとつをsatomiesさんはプラスにプラスに受け止めてきたんだろうと思う。


ウチの子らも保育士さんに育てられた。
勤め人だった私は、息子も娘も1歳前後で保育園に預けた。
あの子たちは、6歳までの起きている時間の大部分を保育園ですごした。
保育士さんは、プロである。保育園では、全てのことが子ども中心でまわっている。
親が家庭で、いろいろ雑多なことにまぎれて片手間で育児しているのよりはずっとマジな保育がなされている。
satomiesさんは当時の保育士さんを「専門学校を出たばかりの21歳のお嬢さん」と書いておられるけれど、私はむしろ、だからこそその保育士さんはちぃちゃんの療育に真剣に情熱をそそがれたのだと思う。


なんだか、またズラズラと無駄に長くなってしまった、すみません