福祉フォーラム、その後

福祉フォーラムであるが、なんと実家の母も入場していた。
保護者参観じゃあるまいし…
でもって、パネリストの江藤秀信さん(特例子会社オムロン太陽(株)代表取締役社長)の姿と話を聞いてビックリ!
江藤さんは亡父(つまり母の夫)と同じ脊椎損傷で下半身不随の車椅子姿だったからだ。父が労災事故にあったのはもう40年以上も前で、江藤さんのように脊損であってもバリバリ仕事をして演壇に立つなどということは考えられない時代のことだ。なんの予備知識もなかった母にはたいそうな驚きだったようで、しかもそのフォーラムのあった日は父の誕生日でもあった。
娘も立派に役目を果たしておるわい、よよよよよ…と、思ったかどうかは知らないけれど、母にとってはたいそう激しく感情移入することとなったフォーラムであった。


でもって、10日土曜日の午後、この2時間半のフォーラムが1時間に編集されてラジオで放送されることとなった。どんなふうに編集されているのか気にはなるけど、日中1時間も1人でラジオを聴くのはなんだか虚しいし、家族はみな仕事やら学校やらで留守。しょうがないので実家へ行って母とふたりで聴く事に


実家へ行くとコタツの上に蜜柑の山ができていて、途中でたたなくてもいいようにかたわらにはお茶の準備がされている。なんだか紅白歌合戦が始まるみたいな雰囲気。(あとでM本さんにこの話をすると「玉音放送を聴くみたいですね」と…それって、すごすぎ)


まずは基調講演から
鈴木清覚さんは講演慣れしておられるようで、話は大変ききやすかったけど元の話がキチンとしていると編集されてるものもキチンとしている。ラジオで聴くととても編集されたものとは思えない。理路整然としている。
母などは「この人の話だけで1時間終わるぜぇ〜」などと言っている。
「編集してあるから30分くらいで終わっちゃ」
「え〜、これ編集してあっけぇ?あっちゃ、ホンマやもう終わった」
一度聴いているくせにね


ん〜しかしパネルディスカッションは1時間半あったんだよ。それを30分にするって、どんなもんだい?
「あんた、どっだい早口やったからね。聴かれたもんじゃなかったわ…」
むむむ、それは心配ですな…自己紹介しているよ、あれ、でも思ったより早口じゃないじゃん、聴きやすいよ


「あらぁ〜上手に編集してあるね。これ、機械で遅くしてあるがじゃないけ。もっと早口やったよ」


いや、さすがにそんなことはないでしょう。
それぞれのパネラーの話をうまくかいつまんで編集してありますね。
こうやって聴いていると、いかに自分は無駄なおしゃべりが多いのかということに気づかされる。カットされているのは、ようするに無駄なおしゃべりであったのだ。とはいえ、自分にとって重要な部分がバッサリ切り落とされていたりもする。まぁ、自分にとって重要でも社会にとっては無駄なことかもしれんしね…


次は12月にテレビで15分番組だよ。映像付きかぁ〜どうなっているんだろうね