うわぁ〜もう8月だよ

暑いと思ったらもう8月になっていた。7月のぐずついた気候に続き、フェーン現象の暑さがけだるくてパン屋さんの客足は鈍っている。この業界では1年を通じて最も売上げが落ちる時期らしい。もう6月ぐらいから、いろんな人にさんざ言われていた。「それは、耐えるしかない。耐えて耐えて、なんとか乗り切るんだ!」みたいなことを…


実際、その予言どおり午前中に来店数3名みたいな日もある。 (TT)
しかしウチのパン屋では店売り以外の定期購買のお客さんに支えられている部分がおおいにあり、それが集中する水木はハンパぢゃない忙しさとなる。
そして8月といえば夏休み。実はウチのパン職人の一人は小学校の学童保育の指導員としても働いており、いわば2足のワラジ。通常であれば午前中はパンを焼き、午後は児童とともにすごしている、というわけだ。だが夏休みとなると学童保育も朝から夕方までとなり、彼女の勤務体制も学童保育にシフト。小学校が夏休みの間は通常の1/4しかパンを焼ける時間がないのだ。
そしてまた別の一人はお子さんが養護学校中学部1年生。こちらも夏休みに入ってディサービスや実家の両親などフル活用しても、普段よりは働ける時間が減少。


う”う”う”…残るは私とM本さんだけ。(と、メイト3名+実習生1名)
この過酷な状況を4人で時間をつないだり、浅知恵(だって経験値が低いからね)を出し合ったりしてなんとか乗り切ろうとしている。
あるときは私が朝の4時から作業をしたり(と言っても1回だけだったけど)、ウチの娘に手伝わせたり(と言っても1回だけだけど)、M本さんちの子どもたちも時々店をのぞきに来ては手伝っていってくれる。
どうせ人件費も落ちることだと割り切って、店の売上げが落ちる分は生産調整をするしかない。あと来週1週間をのりきれば、翌週は待望の夏期休業。思い切って日曜から日曜までの8日間を休みとした。みなさんお盆の間は、パンなど食べずにもっと他のモンを召し上がることでしょう。茄子の煮たのとか、素麺とか…違うかな?
夏期休業が明けると、子どもたちの夏休みもあと2週間となる。なんとか、なるやろ


と、思いつつ…我々スタッフが手薄になってもメイトの勤務状況は変わっていない。とういうことは職場で障がい者が占める割合が高くなっているということ。みんな手馴れてきているとはいえ、やはりそこはそれ…障がい者。常に声をかけたり注意を払ったりしていないといけない。ということは、その分私とM本さんの負担も多くなっているということである。健常スタッフが少なくなる分を、障がい者がカバーできるのかというと、そういう状況にはなり得ない。それはウチの職場としての作業手順などが成熟していないからで、そのうち進歩発展をとげれば健常スタッフの穴埋めを障がい者ができる日がくるのかもしれない。しかし、現段階においてはそれはありえない。
と、いうことは健常スタッフが1名欠けるのであれば比例してメイトも1名休ませるとか、そういうことにしないといけないのかなぁ…そうしないと、結局自分のクビを絞めることになるのかなぁ…と、もんもんとしているのでありました。