地震があった、その2

はて、パン工房は大丈夫だろうか?電気機器がいろいろあるので心配だ。棚の上にあるコーヒーメーカーも心配。倒れているんじゃないかしらん。だとすると下にある電話機はダメかも…地震発生後1時間、やっと様子を見に行く。


鍵を開けると予想に反して工房内は整然としていた。どこも荒れた様子はない。しかしドウコンの電源が落ちているよ。ドウコンというのは、正確に言うとドゥコンディショナー。ドゥというのはパンの種のことですよね。この機械の中に明日焼くパン種をならべておいてタイマーをセットしておくと、ちょうどいいあんばいに温度や湿度の調整をして予定時刻に醗酵が完了しているんです。ウチのパン屋は土日休みなんで金曜に月曜のパン種を入れてタイマーも2日後の朝にセット。その電源が落ちていたのです!これは大変なことです。もし、電源が落ちているのに気付かず放置しておいたら月曜の朝には庫内はどうなっているんでしょう。想像もつかんわ…
電源落ちてからまだ1時間ほどしかたってないはずだから、気をとりなおして再設定。それよりショックだったのは、停電があるとこの機械はアウトだっていうこと。ガッカリですよ…


と言うのも、実はこの機械が納品された時にメーカーの人にしつこく質問していたからなのだ。「この機械、停電になったらどうなるんです?」「いやぁ〜大丈夫ですよ!」何が、どう大丈夫なんだろう。T山は冬になって寒波がきて天気があれると雷とかなってよく停電になるのだ。前職がコンピューターの仕事だったから、瞬間停電には敏感なのだ。仕事中に雷がなり、一瞬蛍光灯がチラッと明滅する。それだけでもユーザーからすぐに電話がかかってくる。「パソコン、落ちた。伝票入力中だったのに、どうしよう…」とかなんとか。なので、この機械もやばいんでは…と思っていたら、予感的中。今回みたいに日中気付けばいいけれど、夜中の停電なんか気付かないもんね。


これって、明日の朝食べるご飯を炊飯機にセットしてタイマーかけて寝てる間に停電があって朝起きたらご飯炊けていなかった…というのと似てる?
とにかく、メーカーに再度確認だな。瞬停にそなえて自家発電装置とかUPSとかまでつけるツモリはないんだけどね。