トライアル雇用終了

パン工房では3月1日から1ヶ月間のメイト3名のトライアル雇用期間が終了した。ここ見てね。

トライアル雇用に関しては、大阪府のHPにある ↓ がわかりやすい。
http://www.pref.osaka.jp/koyosuishin/syogaisyakoyo/c3/05.html
ただし、奨励金などはこの4月から変更になるらしい。


そして4月からはいよいよ正式雇用に移行する。トライアル雇用は最大3ヶ月利用できるのだが、いろいろな助成金を申請している都合で早く正式雇用にしないとNPOの資金繰りが大変なことになるのだ。
今回の採用に関しては、募集に始まり、面接、実習、トライアルといろいろな段階を経てきた。そして関係諸機関にもいろいろ問合せをしたり、指導、助言をいただいたり。そこでいつも言われてきたことは、「いきなりの採用は危険です」。障がいのレベルと言えばいいのか、一人一人のできること、できないこと、得手不得手、あるいは気性みたいなものは、すぐにはわからないでしょう…とのこと。それは採用する側の我々を慮っての言葉。「やとってからでは簡単に解雇するわけにはいかないでしょう」「トライアル雇用を経て、大丈夫だと思ったら正式に雇用すればいいのです」


そのトライアル雇用がきのうの金曜日で終了した。結果から言えば全員正規雇用に移行する。メイトは3人3様で、できること、できないことはそれぞれ違う。何でもできそうに見えた人が、実は何にもできなかったり。扱いにくそうに見えた人が、実は着実に仕事をこなす人だったり。しかし、一人一人のできないことをあげつらっても仕方がない。仮に誰かを不採用とし、あらたな人を入れたとしても、それはそれで不満足な部分はあるだろう。結局、誰を雇っても納得のいく結果になるはずがない。それは障がい者だからということではなく、健常者をやとっている一般企業においても同じことだと思う。


ふぅ〜
今後の我々の課題としては、メイト3人のそれぞれのできることを伸ばし、いかにして効率よく職場の仕事に組み入れるか。そしてできないことをあきらめるのではなく、わずかでも可能性があるのであれば有効な訓練を施し、あるいは適当なツール使ったりしてできることを増やしていく。
…と、言葉にすれば簡単なのだが。むむぅ