開店セール以降

翌週の天気は、月曜から順に 雨、晴、雪、雪、晴 なんと、3月になって雪、しかも積雪深は水曜7cm、木曜17cmとなりました。セール明けでこの天気なら、客足はぐっと落ちるはず…と、思ってタカをククっておりました。特にセールの疲れを引きずる週明け月曜は、雨も降ってホッとしていたところ、開店前からチラホラお客様が。開店と同時に客足はとぎれることがなく、さすがにセールの時ほどの混雑ぶりはなかったものの、みなさん「先週、来たけど買えなかった」「週末来たら、休みだった」「食パンはいつ焼けるの?」「アップルパイは?」と、すんごい人気。


いやぁ〜、ビックリしましたよ。シロウト店長のあまりの商売ッケ無さぶりは、全くもって情けない。元々の計画が、路地の引っ込んだところの店舗だからあまり店売りを見込んではおらず、宅配に重点を置くものでありました。なので、宅配が本格稼動するまではボチボチやいてりゃいいな〜と、思っちょったんです。なんで、月曜は大慌てで追加の生地をウロウロ準備してみたり…モタモタやっておりましたら、I氏急襲!
I氏は週末はいったんよその現場へ向い、こっちが心配なので戻ってきたのでありました。で、工房内の商売を放棄したような情けない状態に喝!またまた「あれ、出して!これやってある?あぁせぃ、こぉせぃ!」が始まって一瞬にしてI氏の天下になってしまった。悔しいよぉぉぉぉ〜
材料の入荷は週に2回。月曜午後と木曜朝なので、この時点ではまだ在庫切れ状態の中、やっとかっとあるもので商売をするしかない。あぁ、哀しいわ〜


で、I氏に尻を叩かれ叩かれ、やっと店頭にパンを並べ、閉店までをしのぎました。とにかく焼いて出すはなから売り切れるので、常に店頭には3〜4種類しかパンが無い状態。せっかくお越しいただいたお客様には申し訳ないことをいたしました。火曜日はなんとか体勢をたてなおそうと思いつつ、朝から用心深く采配をしていたところ、9時近くにI氏乱入。え〜もうやだよぉ〜。私のダンドリを全く無視してあれこれ指示出しをされて、みな疲弊。そりゃまぁ、こっちもトロイけど、トロイなりにがんばっておるのだからして、放っておいてほしいぃ〜〜しかし、彼の心配振りもただならぬものがあり、「もう帰る」「もう行かなくちゃ」と何度も言いながらなかなか帰らない。結局1時近くまでウチの店にいて「よし!もう行きますわぁ。これでしばらく来れんので、よろしくお願いしますぅ。何かあったら電話かけてください」と、立ち去っていかれました。


あ〜やれやれ。ホッとしましたわい。厳しいご指導には感謝しておりますが、なんか私のペースが狂っちゃってね。すんごく疲れるんだわさ。これで、好き放題できるぅぅぅ
と、いうことで週の後半は、仕事の内容にもみんな慣れてきて、私のアタマもスッキリし忙しい中にも秩序っぽいものが生まれつつある状況になりました。雪が降っても、客足は衰えない。たまに大人買いしてくださるお客様も!これは、やっぱ開店直後のドサクサ商売なんだろうと思うけど、それでもやっぱりアリガタイ。金曜は宅配の第一回目の試行として、養護学校へ500円のおまかせセットを20食分配達。配達ドライバーはとりあえず理事1の奥さんで、メイトのNさんが配達助手。これにはローカルTV局が同行取材。そのすったもんだの間に、これまたローカルFMラジオ局へ私とボランティア隊長のY口さん2名がナマ出演。15分番組だったけど、ローカル局の気安さで(車で移動3分)好きなことを言いたい放題!これがストレス解消となったかどうかわからんけど、やっと1週間が終わりました。宅配セットにパンをまわしたので、4時ごろにはお店はほぼ完売。すっからかんになった棚に食パンが数本残っている状態にがっかりしたお客様、申し訳ありませんでした。来週は、もっとがんばりますンでぇ、またお越しください。