食品営業許可申請をした!

NPOで立ち上げるパン屋さんの営業許可の申請をT岡市厚生センターに出した。
いったいそれは何のこと?ふふふ、三重県健康福祉部 薬務食品室 食品・生活衛生グループ のHPに、わかりやすく載っていました。
http://www.pref.mie.jp/yakumus/shokuhinsoudan/syokuhinikan/index.htm


詳しいことはわからなくても、担当職員さんが親切に教えてくださいます。ウチのパン屋さんの場合「パン菓子製造業」という業種になるらしい。もともとの業種は「菓子製造業」だけど、そこにパンも含まれているということなのでしょう。でもって、営業施設の図面とか構造とか上下水道はどうとかこうとかいう書類を添付して申請します。この書類は改築工事を頼んだ業者さんに書いてもらいましたわ。業者さんも慣れている。


申請手数料は業種によって違い、ウチの場合は 14,700円。
その他に、食品衛生責任者(なんと、ワタクシのことです!)の講習料とかが5000円ぐらい必要。ふむふむ…
で、書類と諸費用を揃えて申請。担当職員さんが丁寧に書類をチェック。そして、いくつか確認。
「厨房は完全区画となっていますね?」
どうやら、そこがポイントらしい。ちゃんと、完全区画になるようにわざわざ改築工事したんだもんね。さらに
「サンドイッチは作られますか?」
え〜っ、サンドイッチぃ〜、そんな面倒なもんは作りたくないなぁ、とりあえず焼くだけで手いっぱいだよね…でも、余裕でてきたら作るかも…どうしよう〜


「今は作りませんが、将来的に作ることになったら何か問題あるのでしょうか?」
「ハイ。サンドイッチを作る場合は新たに『仕出し弁当』の届出が必要です。」
へぇ〜、そういうもんなのか
「その場合は、このパンを焼く施設とは別に完全区画された厨房が必要です。」
えっ!そぅなん?ぢゃ、無理じゃん!
「あのぉ〜、この設備では物理的に不可能ではないでしょうか…(おずおずお)」
「そうですね。ダメですね」
だったら、聞くな〜〜〜!!!!!!


パンを焼くのはこの施設でOK!ウインナーをパン生地でまいて焼くのもOK!だけど、焼きあがったパンを切ってそこに何かはさんだりしたらその時点でアウトらしい。で、これでおしまいかと思いきや…


「この売り場で牛乳とかも売られますか?」
売り場には小さな冷蔵ケースを置いて、ジュース類も置く予定だから牛乳もアリだな…
「はい! …たぶん(ぼそっ)」
「でしたら『乳製品類販売』の許可が必要になります」
なんなんですか、素人相手に次々と…
「えっ!それって、何か特別なことをしないといけないんですか?」
「いいえ、申請手数料が少し余計にかかるだけです。(ニコッ!)」
orz


別途、書類も必要なんだけど、ほとんど同じ内容のなので図面はコピーしてもらい、、その場でサササと完成。申請手数料は1万ほど追加。どうりで書類作るの親切なわけだ…


「はい、これでけっこうですよ。では、施設検査におうかがいしますからね」
「どれくらいかかるんですか」
「まぁ、問題なければ15分程度です。」
ということで、日程を決めてハイさようなら。


あとは施設検査でOKもらって、責任者研修だか講習だかに2回参加すればおしまい。
晴れてパン屋の営業ができるらしい…簡単なような、めんどうなような。
復習しますと、ポイントはみっつ。
「完全区画を守ってください。」
「冷蔵庫の温度計は常に見やすい位置においてください。」
「手洗いには必ずシャボネットを置いてください。」

はい!衛生管理を正しく行い、決して新聞記事になるようなことはいたしません!