やっぱりクラプトンのコンサートのことも少し…

ひんしゅく夫婦の席は東側2階席の最前列。開演前に誰か知った人はいないかと、アリーナをバードウォッチング用の双眼鏡でチェック。壮年層が多い!知った人はみつけられなかったけど、ワクワクと開演を待っている4人の男性グループ発見。落ち着かない様子で身振り手振りでしゃべりまくり。どうでもいい内容の話に簡単にウケているのであろう様子が、双眼鏡越しでもよくわかる。なんだか、昔よくいっしょにコンサートに行ってた友人たちとの様子を思い出す。しかし、アリーナにいる男性たちの頭頂部は明らかに薄くなっていた!時の流れを感じた瞬間でありました。


開演直前にトイレに行ったら、個室のペーパーホルダーの上にチケットが置き忘れてあった。「おっ!」と思いシート№を見ると私のより悪い席だったのでそのまま放置。


ステージの中央には、なにやらペルシャ絨毯のようなものがひいてある。あの真ん中にクラプトンが立つのね。ステージの両横には、おびただしい数のギターが立ててある。外人スタッフが、熱心にチューニングを繰り返し、ネックをみがいている。まるで、武士が刀の手入れをしているようだ!「もしや、クラプトン?」と思って双眼鏡をのぞいたけど別人であった。月曜19時開演ということで、仕事帰りらしいオジサンが多い。なかなか座席がうまらない。う”〜始まったよ〜いきなりアリーナ最前列は立ちるんかい!そりゃ、後ろの人にメイワクだよ。我々の周りは50代風が中心でみなおとなしい。しかし、クラプトンは勤勉だ。たんたんと日本人の好きそうな曲を休みなく弾き続ける。しゃべりも「ドモ、アリガトッ!」ぐらいでほとんどナシ。途中、アンプラグドに移るもイスなど素早く並べられステージからいったん退いたりはしない。デっぱなしの弾きっぱなし。いや、すごかったですね。たぶん日本人が最も好きであろうレ○○の時は一瞬にしてアリーナ総立ち(お約束?)。しかしその時も東側2階席の客は誰も立ち上らず、省エネモードで各自の世界に入り込んでいたのが、またなんだか可笑しかった。

で、なんやかやでラストの曲が終わりメンバーがひっこむも、ステージの横ではまたまたスタッフがギターのネックを磨いているのを発見。「早く、アンコールやって〜」勤勉なクラプトンはきっちりとアンコールに1度だけ応えた。私の横のおねぇさん(私よりもおねぇさんだという意味です。)はガマンできずに立ち上る。私も!と思ったけど銀ブラ後遺症で足、ズキズキ。いや〜コンサートで立たなかったのは初めて(ん?ここだけ読むと、なんかヘンな感じだね)


ということで、ひんしゅく夫婦のナツメロコンサートの夜は更けていくのでした。