東京には、たくさんの人がいるネ…

いろいろあって、あっぷあっぷ崖っぷちの1週間でした。


まず、現実から逃れるためにひんしゅく夫婦はクラプトンの武道館公演に旅立ちました。貧乏生活の中から「生きてるうちに一度は見とかんなんやろぉっ!」という夫の決意に妻が同意。「生きてるうち」って、誰から死ぬのか?クラプトン?それともキミかい?とチラッと思ったけど、突っ込まなかった。
しかし夫婦で東京のメジャー公演に行くとなると、大変な支出です。今回、チケット代が1万ぐらい。で、JR往復+ホテル1泊が必要。なんやかやで二人で10万近い支出であります。全て、決意した夫が出したので、私は細かいことはあまり考えないようにしてたけど…東京と地域の格差ってこんなとこにもあるよなぁ〜と実感しましたです。近場にいればこのお金でビリージョエルも行けたし…グズグズ


朝発つと、お昼には東京に着くので、大人らしく銀ブラをしましたよん。いろいろ歩き回ったけど、結局お買い物は田舎には売っていないような実用と美観を兼ね備えたキッチンツールとステーショナリー。う〜ん、大人だぁ〜
で、私がかねてから行きたいと思っていたスワンカフェに行ってお茶しました。
スワンカフェ銀座店
http://www.swanbakery.jp/shops/cafe-ginza/


スワンというのは、

「障がいのある人もない人も、共に働き、共に生きていく社会の実現」このノーマライゼーションの理念を実現させるために故・小倉理事長がヤマト福祉財団、ヤマト運輸株式会社と共に設立した株式会社です。

詳しくはここ スワンベーカリーとは
http://www.swanbakery.jp/about/


10月に認証を得た我々のNPO「えいぶる」は、ここに触発され、ここをお手本に立ち上げたわけです。カフェは銀座のハズレにあって静かないい感じの店でした。街中にはドトールとかいっぱいあったけど、どこも人がいっぱいで落ち着かない雰囲気。なんであんなトコロでお金払ってコーヒー飲むのか田舎モンには理解できませぬ。スワンではてきぱきとした女性(たぶん障がいのない人)が注文をとり、おだやかな雰囲気の女性(たぶん障がいのある人)がお運びをしていました。コーヒーもケーキもおいしく良心的な価格設定。ゆっくり落ち着いていただくことができ、また行きたい!と感じさせるお店でした。店を出る時に何気なくドアを開けてくれたのもよかった。「押し付けがましさ」や「サービスがハナについた感じ」がなく、ゆったりとした雰囲気で…時々、マニュアルどおりのサービスと店員さんの態度のギャップに不愉快な想いをしたり、あまりのホスピタリティにこっちが気恥ずかしくなったりすことがあるけれど、なんとなく「丁度いい」って感じでありました。私に付き合わされた夫も満足した様子。
しかしこれは、東京のような都会だからこそ成り立つ商売。こんな店が高齢化の激しい田舎で流行るわけもなく…


で、夜のコンサートは、まぁいろんなとこで話題になってるでしょうから、おいといて


翌日、汐留の高層ビルの展望レストランで昼食をとりました。いいお天気で大変眺めが素晴らしい。しかし、立ち並ぶ高層ビルを見て、なんだか虚しい気分に…どうして、ここにはこんなにたくさんのビルがあり、たくさんの人が働いているのか?自分の働いているビルなんか、あの下に見えるちっちゃなビルよりもまだ小さい。そして、そこでやってることと言えば、全くたいした仕事でもなんでもなく、価値があるのか無いのかわからないことを、きゅうきゅうとお給料のために片付けて。なんとなく、どんよりとした気分に…ひんしゅく夫は「その点、地下鉄の運転手さんなんて、やりがいあるよね!あんなにたくさんの人を運んでさ!」
おまえは小学生かっ!!!!いえ、運転手さんの仕事も立派なんですが…


今日は、このぐらいにしとこ