やっぱりワタシは三世代同居はイヤ!

高校のときからの友人Tは同年代の友人知人の中で、もっとも封建的かつ極右の男性だ。(と、言うと本人は否定するだろうが)まぁ、セクハラやDVとは無縁っぽいし、どことなく憎めない男でもあるので、友人付き合いは今まで続いているんだけど。


彼の実家へ行くと、彼の両親、そしておばぁさまが美しい日本の伝統的家族のアリサマを具現化していらっしゃる。Tが妻子をつれて実家へ行くのはお盆や正月。当然、孫の来訪は歓迎されるのだが、姉である長女よりも長男である弟の方が何事も優先される。家に上がる順番から、座る場所や食事の出され方、あからさまに違うのである。と、見てきたようなことを言ってるがこれらはみな、Tの妻であるYちゃんからの報告による。こういうもてなされ方をしても、たぶんTと長男Sくんは何も感じていない。というか、わかっちゃいない。しかしYちゃんと長女Eちゃんにとっては、一事が万事気に障るのである。気に障るからワタシにグダグダ報告するのだ。私といえば、家族みな平等な貧乏一家に育った末っ子なので、そんな美しい伝統的家族の実態など、ただただ珍しいだけ。たぶんT山においては、ウチの実家の方が珍しく、T家のような家父長制度ビシバシ一家の方が勢力大なのかもしれない。しかし、ヨメもマゴムスメもとってもストレスがたまるのだ。


ワタシは目上の人を敬ったり、幼い者や年寄りをいたわったり、そういうのはやっぱり当然だと思うけど、やたら長男ばかりを大切にするのはどうもねぇ…
他にもいろいろつまらん(でも、本人には重大な)愚痴をいろいろ聞くにつけ、(他の女友達からも聞かされる)、三世代同居は決してヒトには勧められない。
夫にゴミ出しを頼んだら奥から姑さんが飛んできたとか、食卓で夫のそばにあるお皿を取ってと頼んだら端っこに座ってた姑がワザワザ立ち上がって取ってくれたとか(それぞれ違う人物の談話)つまらないハナシではあるけど本人たちは同じハナシを何度も何度も繰り返す。いまどきの姑さんがたはヨメには一見優しく理解あるような態度をとり、悪気もまったくなさげなのでかえってやっかい。日常のなかのこういう些細なことの積み重なりからくる鬱陶しさっていうのは、なかなか第三者には伝わりにくいもの…第三者どころか、夫にも伝わらなかったりするもんね。


天下国家の政策を論ずる人達に、だからどうなんだって言われてもしょうがないレベルのハナシではあるのだけれど…