[雑感]日々いろいろ、昨日は法事だった

どうでもいいことばっかしなんだけど…


隣の義父母宅で内輪だけで簡単にお経をあげてもらう。
仏間に座布団をならべみな最初は正座。
最後列に座っていた自分はすぐに耐えられなり、近くに座っていた子どもらに「足、くずしていいよ」と小声で伝える。
すると、大学生の息子は胡坐をかくこともできず、かといって正座も続かず、腰が痛くなるなどと言って四つんばいになりだす始末。
そ、それはあんまりだ。
あまりにも見苦しいので、続き間の洋間の椅子に座ることを許す。
す、すると、今度は椅子に座ってケイタイを取り出し、何やらいじっているではないか!
な、な、なんですと!
私はこわぁい形相で睨みつけるも、本人全く頓着せず。
ケイタイをしまうと座った椅子をクルクル回転させたりしている。
お、おまえは小学生か!
私はかなり苛立って心が荒んだけど、立ち上がって叱りに行くわけにもいかず、いや、行きゃよかったのかもしれんけど、お経の途中にハタチの息子を叱りつけるというのもどうよ。そして、話が通じればいいけど、なんとなく叱ったとしても簡単には理解を得られないような予感もし、とにかく冷や汗をかきつつ、落ち着かないまま時が流れ、お経は終わった。
この不心得物の所業を知っているのは私だけ。
だって、お坊さんも義父母も連れ合いも叔父さんも、みな仏壇に向かって神妙にしていたわけだからね。
しかし、お経が終わってお坊さんの説教が始まっても息子の態度は改まらない。
と、なると私の他にもうひとり、お坊さんもこの若者の所業を見てたいそう心を痛めたことと思うのだが、どうなんだろう。さすがにケイタイはいじってなかったけど。みんなが座している後ろで一人だけ椅子なんだから目立つのだ。それなのに説教をたれているお坊さんへの敬意などは全く払うこともなく、熱心に話しに耳を傾けるでもなく、なんだかチャラチャラしている。


全くもぉ、お母さんはガッカリしましたよ。
二十歳になった息子が法事でこんな態度をとろうとは!
坊さんの説教に熱心に耳を傾ける若者などあまりいないとは思うけど、なんというか表向きだけでもそういうフリぐらいはしていてほしかったよ
ご先祖様にも申し訳ないし、信心深い舅にも申し訳ない気持ちがする。
法事でこんな有様だったら、将来、義父母やツレや私の葬式などの際はどういう態度をとるんだろうか?と、妙な心配をしてみたり。
法事などに出る機会があまりないから、法事の意味や意義、そのときのマナーが全くわかっていないのだろう。しかし、機会がないと言っても自分が4歳の時に亡くなった曾祖母の法事だと聞かされているわけだから、それなりの態度というものはヒトに言われんでもわからんか?
思えばウチには仏壇も神棚もなく、親子4人平等でカジュアルな暮らしをしている。日々何を敬うでもなく、恐れるでもなく暢気に過ごしているから、こういうことになるのかも


私は特別な信仰心はないけれど、それでも神仏の前にでると自然に手を合わせてみたり、大いなるものへの恐れみたいな気持ちはある(わずかだけど)
息子にはそういう気持ちは全く培われていなかったのね。
娘はとりあえずは行儀よく座っていたけど、息子同様不心得者なんだが、ただおとなしく座っていただけのことかもしれない。


なんだか、息子が見知らぬ宇宙人のように見えてしまい、不快でしょうがなかった…
こんなんで、就職できるのかね。
こんなんで、1日8時間の労働に耐えられるのかね。