なんだかヤだ!
ツレアイとソファーに並んで座って四方山話をする。
私がしゃべっている間、彼の視線が私の口元のあたりを漂う。
ん?何よ?
と、思いながらしゃべり続ける。
彼の視線をたぐると厳密には口の上、というか鼻の下をウロウロと漂っているのがわかる。
止めてっ!
また、私の鼻の下の髭が伸びているのを気にしているんだ!
だったら、そう言えばいいのに。
指摘するわけでもなく、ジロジロと不躾にみるわけでもない。
ただウロウロと視線を漂わせている。なんだか、生ぬるいなぁ…
しゃくだから、私もなんにも言わないし、聞かない。
数日後。
今度は、ちゃあんとお手入れしたわよ!
またまた至近距離で四方山話。
ツレの視線が私の鼻の下へと流れてくる。
さぁ。こいっ!
「剃ったんだね!」 ("▽"*)
止めてっ!
そんな風に明るく言うのは〜
女房の髭が剃ってあると、そんなに嬉しい?
だまってガッカリされるのもぃヤだけど、その喜びようもなんだかヤダ!