連休3日目、娘と買い物

昨日の午後は、少しだけど娘と一緒にすごした。
ケーキ食べてお茶して、ユニクロへ行った。
私の毎日は時間に追われている。娘も部活と勉学で忙しい。
なかなか二人の自由時間が重ならない。
毎日、最小限の時間を共有して、最低限の会話でつないでいる。
なので自由時間が重なった時は、つい娘の要求に従ってしまうのだ。
自由時間と言っても、私が家にいるというだけで、家にいる時だってやらなくちゃいけないことはあり、100%自由なわけではない。
でも、そういうことを先延ばしして、とりあえず娘と一緒に家を出た。


4月に姪が結婚して他県で新しい生活を始めている。
なんとなく、私は「えっ!?もう、行っちゃうの?」とあっけなく感じてしまった。この娘は私が結婚する前、実家で兄夫婦と生活を一緒にしている時に生まれたコなので、赤ちゃんの時から3歳ぐらいまでは家族だった。だから、ついついいつまでも子供と思ってしまう。
でも、披露宴ではすっかり大人の女性となった彼女の魅力を見せ付けられ「しょうがないね、遠くへ行っちゃっても」と合点させられた。しかし、兄のあんなに情けない顔を見たのは初めて。父の葬式の時でもあんな顔はしていなかったよ…


そしてつい最近、友人のお母様が無くなり葬儀に参列してきた。
娘と、あるいは母親と、一緒に過ごせる時間なんて限りがあるんだ。
そういうわかりきったことを、最近は我が身に置き換えてしみじみと思ってみたりする。
娘はこの春、高校生になったばかり。まだまだ子供だと思うこともあれば、ふと大人びた横顔をみせることも…
あと3年すれば、どこか遠いところで一人暮らしをはじめているかもしれない。
そして、もしかすると、それっきり、それっきり、この家には戻ってこないかもしれない。充分にありえる話である。
そんなことを考えると、ついつい言われるままにまたジーンズを買い与えてしまうのだ。(と言っても、経済状況が厳しいので、そんなにバンバン買ってやってるわけではない。「ねぇ、買ってぇ〜」「えぇ〜、他に何本も持ってるやろ」という攻防が少しやわらぐ程度かな)


壁面にはたくさんのジーンズが積み重ねられていて、多様なデザイン、色、サイズが取り揃えられている。娘につられて、つい私も1本選んで試着室へ付いていってしまった。一番奥の広い区画があいていたのでそこへ二人でいっしょに入る。たぶん、子供連れなどが使うのか、それとも車椅子も入れるのか、とっても広い試着室だ。娘が年頃になり、いっしょにワイワイ試着室へ入ったのは初めてのこと。
「あれ、これ小さいよ。苦しい…ね、お母さんのそれはかせてみて」
まさか、同じジーンズを母娘で試着してみるとは思っていなかった。
何度か試着室を出入りし、何本も試着し、二人ともこの1本を決めて裾上げをしてもらった。私はジーンズの裾上げなんて、いったい何年ぶりだろう。少なくとも、子どもが生まれてからは一度もないような…ということは最低でも20年間空白?
イマドキの流行の服が並んでいるヨソの店へ付き合うこともあるけれど、どうもそのイマドキというのが私にとっちゃ理解不能。でも、ユニクロだったら理解の範疇なのでなんだか安心して楽しめる。Tシャツも選びっこしたりできるし。


ひさびさにサイズぴったしのジーンズを購入して、なんだかるんるんのワタクシでした。ちなみに娘はボーイフレンズなんちゃらという、昔はなかったカテゴリーのジーンズを購入。なんだかブカブカで借り物みたいなそのデザイン。ワタクシ的にはいただけませんわ!