グレイソン・ペリー

夏休み、目的もなく金沢21世紀美術館へぶらりと入ってきた。
日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式による「明後日朝顔プロジェクト」の最中で、美術館のまわりはぐるっと朝顔で覆われている。
こういう風に植物を日除け代わりにすると、その効果は絶大だというような提案を以前「暮らしの手帳」かなんかで読んだ記憶もあり、目にも爽やか


で、館内に入ると、こんなのもやっていましたが、同行した連れ合い、娘と協議の結果、「我が文明:グレイソン・ペリー展」を観覧することに。


なんの予備知識もなくウロウロと会場に入っていった我々3人でありましたが、作品をふたつ、みっつみただけでその異様なパワーに引き込まれ(たのは私だけ?)「なんか、よぅわからんけど、すっごいなぁ〜」と驚愕。作品のほとんどは壷で「なんで壷?」と最初は思ったけど、いくつか見ていくうちに壷はぐるぐると廻りながら見るのでその回帰性(?)というかどこが始まりでもなく終わりでもない、永遠性というか、そういうのが芸術家のお気に召したのであろうと勝手に合点。また、女装という表現手段(?)もよく活用されていたようで、その衣装も展示されていた。衣装にはいろんなものが色鮮やかにアップリケしてあって、ひとつひとつ見ていく。なんか男性器のようなものが、ハッキリとそれとわかるような形状のものや、シンボル化されているようなものなど、さまざまに、何度も現れる。で、ふと「ウチの娘(中3)はどこまでこれを理解しておるのか?」と興味がわいてきた。まぁ、自分自身どこまで正しく理解しているかというと、自信ないけどね。しかし、美術館の真ん中で娘をつかまえて「あんた、これ解って見とるがけ?どこまで、わかっとるがけ?」と詰問するわけにもいかず、またヤボな解説をするわけにもいかんし(それも間違っているかもしらんし)
今わからんでも、そのうちわかる日は来るだろうし、親がイチイチあれこれ指南するのもなぁ…ということで、放置。
あとは、タペストリーやキルトなども何点か
素人目にもけっこう製作の大変そうなものを使って表現しておられるなぁ…それだから見るものを圧倒するパワーがあるのかなぁ…などと感心することしきり


「なんか、すごいなぁ〜」と漠然と思いつつ帰ってきたわけだけど、いろいろ具具ってみてびっくり、ターナー賞も受賞してたんだねペリーさんて…


息子にも ↓ とかいろいろ見せて観覧を勧めようかな
http://plaza.rakuten.co.jp/lillianagish/diary/200602270000/
http://www.dnp.co.jp/artscape/exhibition/pickup/0708_31.html