ある年代以上の人にとって、この考えはしょうがないのか…

義父母の会話である
夫に先立たれた親戚の老婦人に関して
「だんなさんが長患いすることなく、たった1日で逝かれたのは果報者だ、とみんな(みんなって誰?)が言っている」という義母の言葉に対し義父はキッパリと
「それは、違う。だんなの世話をしないですんだということは、やるべきことの機会を逸した、つまりそれは業というべきで、ありがたいことではない」と、言いはなった。


えええっ〜そうなのぉ〜!!!!
と、強い反発を覚えるダメ嫁の私。
「だんなの世話(介護)」→「やるべきこと」
そうなの?そうなの?
これが、仮に妻の方が先に亡くなった場合でも義父はこう言うのだろうか。
親の介護をしなかったというのならともかく、夫の介護体験をしなかったというだけで、それは妻の業なのか???つまり、老々介護をこの人は推奨しているのか???


私は夫が要介護状態になったとしたら、きっと一生懸命介護に励むだろうと予想している。(実際そうなってみないとわからないけど)それは自分にとって大事な人だから、当然のことだ。だけど、もし介護を必要とすることなくお互いの人生を全うできたら、それに越したことはない。それに、自分の意志と選択で夫の介護に励んだとしても、他の人から「それはあたりまえのことだ」と言われると腹が立つに違いない。かといって、「立派な奥さんだ」という評価を得たいわけでもない。


義父には教わることもたくさんあり、尊敬すべき人でもあるのだが、ヨソサマの夫婦のありように立ち入ってまで「業だ」などと言い放つのは、なんだかなぁ