SON富山2006年SOディ報告その3

午後の報告も待ってらっしゃる方がいらっしゃるので(1人だけど)報告その3をします。


午前は開会式、壮行会というセレモニーとぶっつけ本番のトーチランがあったので、スタッフ一同とってもハイテンションになっておりました。広い園内で迷子になったり池に落ちたりするアスリートがいないかという心配もあったのですが、事故もなく無事に終え、しかも参加者一同みな満足感を得ることができました。トーチを持つアスリートも緊張していたことでしょう。


お昼の休憩は心和む音楽に包まれ、秋風も心地よく吹き抜け、このままお昼寝でもしていたい気分…であったのですが、お試し競技会の時刻になってしまいました。(しくしく)
SOではたくさんのスポーツプログラムがありますが、富山では今のところ夏季は陸上、水泳、ボウリング、冬期はアルペンスキーフロアホッケーの5種目。今回はファミリスポーツプラザ内でバスケット、バドミントン、ビーチバレー、ボウリング、フロアホッケー、スポーツ広場でサッカー、全部で6つのお試し競技の準備をしました。アスリートとボランティアは一コマ15分でローテーションを組んで全ての競技を廻ります。私は午前中のイベントで力が尽きて激しい脱力状態だったんだけど、スポーツプラザ内のすみっこでタイムキーパーをやっておりました。
ぼんやりと、みんなのプレイをながめているといろんなアスリートがいておもしろかった。几帳面に仕事のようにモクモクとプレイしている人。ビーチバレーのコートの中では、ボールを受け取っては一番うまい人に手渡ししている子もいた。この子はあまりしゃべらない子なので、ボールを渡す時にいっしょうけんめい目で「やって!やって!」と訴えている。
途中あきて脱走をもくろむ子もいたけど、そんなこともあろうかとスポーツプラザの出入り口にはちゃんとガードのスタッフが配置してあった。しかし脱走犯はすばしっこいのだ。出口では止めることができず何メートルか追いかけるハメに。
ボランティアもさまざまで、自分のことはちゃんとできそうなアスリートのシューズの着脱やらなんやら、全ての世話をやいている人がいた。それは、ちょっとなんだか違うような気がしたけど、口を挟むのもなんだしね…
全員が全員、全ての競技を楽しんでいる、と言うカンジでもなさそうだったけど、それはそれでしょうがない。そんな中から自分の好きなもの、むいているもの、できそうなものを見つけていくためのお試しだから。SON富山では来年の夏季プログラムにはサッカーが追加されるらしい。今の活動をつつがなく運営していくだけでもけっこう大変そうだけど、あらたにひとつ立ち上げるとなると、コーチやスタッフも増やさなければいけないしマスマス大変だ。このSOディがきっかけで、ひとりでも多くのボランティア(定期参加の)や賛助者が増えればいいなぁ〜


と、ぼんやりと居眠りしたりしながらお試し競技会も終了。あとは野外劇場にもどって閉会式だ!閉会式は簡単に実行委員長の挨拶だけ。あと業務報告的な伝達事項がいくつかあり、最後にオマケで当日誕生日を迎えたアスリート3人をステージの上で祝福しておしまい。帰っていくアスリートにPRステーションでも配ったアートバルーンを手渡しし別れを告げる。アスリート、ボランティア、コーチ、ファミリー…みなそれぞれに満足そうな顔をして帰っていくのを見て、私も今日のSOディは幸せな1日だったなぁ〜と感じていた。


熊本ではみんながんばってきてね〜!