女性が輝く社会に

http://d.hatena.ne.jp/Kodakana/のカミクズヒロイから行きましたが…
『1日2時間の「がんばるタイム」で業務に集中し、毎日が「ノー残業デー」』に、自分の昔を見る思いがした。
ワタシの入社後、毎年ワタシの後輩女性が採用されるということが5年ほど続いた。みんな独身時代は仕事に全力投球でがんばり、会社の評価もそれなりにあったと思う。その後、次々と結婚、出産。でも誰も会社をやめなかった。家族(姑さん)の育児協力もあったが、やっぱり一番がんばったのは自分たちだと思う。定時退社したい一心で、ものすごい集中力で仕事をし、無駄な手戻りの発生しないよう、クライアントとの打ち合わせの準備も周到にした。直属の上司に、そのまた上の上司が言っていた言葉は忘れられない。
「彼女たちは、早く家に帰りたいんだ。だから生産性が高いんだ。そこのところを、よく理解してやらんとな…」

今はみな、職業人としてのピークは去り、経験値の高さを武器に仕事をしている。今から思うと、みな驚異的な生産性であった。ウダウダとムダに残業をしているオヤジたちを尻目にさっさと定刻で帰っていく私たちは残業手当がつかないので、なんと理不尽なことかと思っていたけどね

オヤジたちだって切実に家に帰りたいと思ったら、ムダな残業はしなくなると思うのだけど…
それと、もうひとつ。私たちは、決して自分たちが輝きたいから仕事をしていたわけではない。仕事は食事や育児とおんなじ。生活の一部である。男性が仕事をしていても「輝く」などとはよっぽどのことがない限り言わないのに、女性に限って「輝く」というのは、なんか違和感があるのだが…