娘を産んでよかったと思うとき

お風呂からあがって、バスタオルがなかったとき


「Nちゃ〜ん!バスタオル持ってきてぇ〜♪」



と、どうでもいいことでした。
ところで、時々拝見している河野美代子先生のブログですが
本日のエントリーは「家庭での性教育(1)性教育はいつからはじめるの
とってもわかりやすい言葉で書いてあり、子どもを産む前に読んでおきたかった〜と、思った。
ウチの子らは、もうこんなの卒業だもんね。
私も常々、子どもからこういうことを聞かれたら「逃げてはいけない。ごまかしてはいけない。」と、思っていた。
で、こういうことを聞かれたらどう答えればいいんだぁ〜と、いろいろ頭の中でシミュレーションもしていましたが、残念ながらこういう質問いっさい聞くことなく二人ともおっきくなってしまった。
今だったら、この河野先生のブログそのまんま読んでほしいなぁ〜という感じ。特に娘にね
お気に入りに入れてあるのに、結局だぁれも見てくれてないんだわ、きっと…


こういう質問はされなかったとは言え、娘の方はいきなり「コンドームちゃ何け!?」と訊ねた前科あり(小学1年生の時)。
私はそのとき台所で夕飯の準備をしていて、娘は外遊びから帰ってきて玄関で「ただいま〜」と充実した声をあげ、台所へきていきなり「ねっ!お母さん」と息はずませてきいたもんだから、不意打ちもいいとこで、あたふた
こういう質問は時と場所を選ばないんだね。しかし、いったい誰と遊んでどんな会話をしてきたんだぁ〜


「逃げてはいけない」と思ってはいたものの、いきなり想定外の質問で、生殖の教育もまだなのに、避妊から入るんですかぁ?
結局、いい回答が思い浮かばず
「あっ、お父さんお風呂で待ってたよ(この頃はまだ父親と入浴してた)お風呂でお父さんに聞いてみられ」と、ツレアイに振ってしまった。
「うん、そうする」るんるんと立ち去る娘。


あ”〜まずいなぁ〜これはまずいですよ。
ツレアイは逃げ場のない風呂場で、いきなり娘からこんな質問うけて、二人とも裸で(関係ないか)、なんか想像するだに申し訳ない。
しかし、風呂場からはなんの騒動も聞こえず、先にツレアイがあがった気配がして静かに身づくろいをしているモヨウ
すっとだまって出てきたので私の方から


「ね、なんか聞かれんだ?」



「うん」



ビミョウな沈黙



「なんて答えたが?」
「お父さんとお母さんがどんなに仲良くしていても、赤ちゃんができなくするためのものって」
「へっ!?それで、納得した?」
「『どうやって使うが?』って聞かれた」
「なんて答えたが?」
「お父さんの体にピッタリくっつけるって言っといた」
「そしたらなんて?」


あ〜イラつく。なんでいっきに話さないんだ、このヒトわぁ!


「『サロンパスみたいもんけ?』ってさ」 くくくとしのび笑い。
「で、なんて」
「まぁ、そんな感じって」


と、ここまで来て二人ともがまんしきれず大爆笑。
ツレアイは逃げることなく、一応父親としての体裁は保った、の・かな?
この後、この質問は再燃することなく、学校で言いふらした様子もなく、この春から高校生。
今はちゃんとわかってるのかな?
父親とのこの会話、覚えてるのかな?
いつか、確かめてみたいことのひとつではある。