どうしてみんな、私のことを放っておくの?

あいかわらずパン屋を閉めて食料品を買い漁り帰宅すると8時近い生活が続いている。
洗濯機の周りは、部活で使用したムンムンのウエアや、脱ぎ散らかした下着、靴下などがてんこ盛りになっている。どうして、誰も洗濯機を廻さないのか?しかし、みな空腹で機嫌が悪くなっているので、イマこういう問題を持ち出してもムダと判断し、ムッツリと洗濯機にムンムン、べとべと、ざらざらを放り込みとりあえずスイッチをいれておく。だが、全てのものが一度では入りきらない。ざっと見積もってもあと2回は廻さないといけないな…


で、台所へ行く。運がよければ朝食で使った食器は全て片付けられている。しかし、通常は洗ったままの状態でかごにうず高く積まれているだけ。ごはんは私の電話での指示により炊き上がっている。最近は、実家の母が週に1、2度おかずを差し入れてくれるので悲惨な食生活は少し改善されてきた。薄味の煮物や、下茹でした野菜がおもである。娘と連れ合いは「こんなのが食べたかった〜」と、ありがたくおしいただいているけれど、息子の方は「もっと、ガツガツ食べれるおかずはないの?」と機嫌が悪い。


まぁまぁ、となだめたり、あるいは翌日には安い早いコッテリしたものを作ってやったり、そんなふうにしてちょっと遅めの夕食となる。私の方はクタクタなので食欲もあまりなく、野菜を少しとビールを飲む。お肉とかはほとんど食べる気がしない。(と、言ってる割には食べてるけど、まぁ絶好調とは言えないな)加えて口内炎が痛いので、ますますモノを食べるのが億劫だ。席に着くのも、みんなにいろいろ食べるものがいきわたってからなので最後になる。なので、みんなが食べ終わっても私だけまだ食べ終わることができない。なのに、みんな冷たいよ。食べ終わるとさっさと散っていき自分のしたいことをしている(と、言っても同じ部屋の中だけど)で、のろのろと食事を続けているとガクっとクビがおれて知らぬ間に寝入ってしまう、ということが最近多い。クビが痛くなって目覚めると30分もたっていたりする。ねぇ、どうしてキミタチはそういうお母さんのことを放っておくの?


なんとなく、情けないような、腹立たしいような、もうどうでもいいや、みたいな状態で台所を片付けて、仕舞い湯に入る。と、ここでも湯船の中で寝入ってしまうことが多い今日この頃。ねぇ、どうして風呂に入ったきりお母さんがいつまでたってもあがってこないのに、キミタチは心配でのぞきにきたりはしないワケ?


まぁ、仕事をやめてNPOに走っても放っておいてくれてるのはありがたいんだけどね…
でもね、お母さんはなんだかちょっと、さみしいよ