しゃべらんまいけ-9条のこころ-

http://www.toyamav.net/~fc9/JPG/061111takaoka.BMP
今日は午後から、T岡市男女平等推進センターで開催された上記掲題の憲法公布60周年記念集会なるものに参加してきました。「戦争いやわいね9条の会たかおか」「憲法9条ファンクラブ@高岡」「9条変えるな署名連絡会」の3グループによるコラボ企画。
ワタシはこういう社会派の集会は初めて参加したんですが、壮年男性が多くて(というか、ほとんど)ビックリ!なかなか息苦しい会場でした。昔、ワタシの職場の近くに碁会所があったんですが、そこと同じ匂いがしました。憲法や不戦に関してマジメに考えて、地道に活動している人たちの集会ということで、T山便満載の企画でした。難しいと敬遠されそうなことを身近に感じさせようという意図だと思いますが、ちょっとベタすぎ?みたいな?


パネラー3人は年代的にも職業的にもバランスのとれた人選で、お話もわかりやすくとってもよかった。わたしは特に土岐慶正さん(高岡仏教協会長・専福寺住職・見た感じ50代)の話がココロに残った。北日本新聞にも随筆「心のかたち」が掲載されているようです。あとのお二人は土岐さんよりも若い世代の坂本義夫さん(弁護士)と上の世代の篠原巌さん(元大学教授)。お二人のお話もわかりやすくて、とってもよかったですよ。


以下は、今日配布された土岐さんの随筆「夢を描ける社会に」の一部抜粋です

日本人としておおむね共有されている愛「国」心なのに、あえてなぜ「愛国心」を強調する「教育基本法」の改正なのでしょう。…問題は「国」を愛するという個人的な心が、「国」(行政)の力によって推し進められるとき、時の政府の目指す施策との同一化が「国」を愛することになり、愛「国」心教育の内実となるのです。そして、提示された「愛国心」をもつことが、日本人として当然のことであり道徳であり、それを欠くものは良くないと評価され、さらに非国民だと監視されることになれば、これは戦前への回帰を思わせることになります。…
この「国」(日本)のすばらしさ、愛すべきところはどこにあるのでしょうか。私は愛「国」心の原点は、争いをせず平和を求めるところにあり、「戦争をしない国」であるところにある、と思っています。

安倍さんが「美しい国」とか「愛国心」とか言うたびに、なんかうさんくさいもののように思えて敬遠していましたが、「愛国心」のどこが悪い!と言われるとハッキリと反論もできなかった私に、わかりやすい言葉でストンと腑に落ちるお話をしてくださいました。感謝


集会の最後に「折り鶴」という歌が手話つきで披露(Yグチ母娘による)されました。ワタシは初めて聞きましたが、いっしょに口ずさんでいる方が多かったです。Yグチ娘(成人式をすませたばっかだよ!)の可憐な姿に心奪われ、いっせいにデジカメやら携帯やらをカシャカシャと操作するオジサマの多かったこと!
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/orizuru.htm

憲法9条ファンクラブ@高岡では、このような活動もされています。
http://www.toyamav.net/~fc9/sPDF/t6710takaokasyomei.pdf