障害者自立支援法のあおり

10/31日の朝日新聞に『スペシャル五輪出場断念 自立支援法で障害者の負担増』という記事が載っている。

長野県軽井沢町知的障害者施設「浅間学園」が、障害者自立支援法のあおりを受け、熊本県で来月開幕する知的発達障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス(SO)」の国内大会出場を断念していたことが30日、わかった。今年4月の同法施行後、学園での生活費の自己負担が増え、参加費用の捻出(ねんしゅつ)が難しくなったという。大会関係者によると、長野以外にも自立支援法が要因で出場を断念したケースがあるという。

で、現在SONスペシャルオリンピックス日本)に各マスコミから問合せが殺到しているらしい。明日からナショナルゲーム開催だというのに、いぢくらしい。


しかし自立支援法のあおりと言えばもっと深刻な状況を呈している事例もあるだろうに…と、思ってしまう。なのに、なぜこういう他社の記事に反応するマスコミが多数あるのだろうか?朝日の記事もけっこう大きくて(って、自分が反応したから大きく感じただけかな?)ビックリしたけど。「障害者がスポーツを楽しむなんてゼイタクだ!」とか思ってるわけではないけれど、こういう記事を大きくしなくとも、自立支援法がらみでいえばもっと伝えてほしいことはあるだろうに…と思うわけです。反面、こういう記事を読んで「ひどい話しだ!自立支援法ってどうなってんだ?」と思う人がたくさん出てくるとなると、それはそれで有意義なのかも…切り口のひとつっていうことでしょうか。


でもねぇ、だからと言って他のマスコミがわ〜と群がってきてそのへんを突っつくというのはどうなんかなぁ〜